2017年12月03日

いらすとやさん、いつもお世話になっています

※この記事はいらすとやアドベントカレンダーの3日目の記事です。

2日目ははるさんが記事を書かれました!

しかし、このまま誰も記事を書かなければバトンがつながらない。そういえば、今日発表する予定の「伝道師になろう 最終回」のスライドでもいらすとやさんのお世話になっていました。せっかくなので、ここでも公開したいと思います。

むかし連載していた「今週の言葉」という(主に)二行詩のシリーズです。

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如何でしょう? イラストがあるのとないのとではまた印象が違ってくるのではないでしょうか。それにしても、なぜこんなにちょうどいいイラストがみつかるのでしょう。いらすとやさんの懐の深さには毎度感服しています。

さて、明日は……。だれかぜひ、バトンをつないでください〜。それでは、また!
posted by みずすまし at 08:08| Comment(0) | エッセイ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2013年01月15日

いつかのエイプリルフール

 こういうイベントは大切にしたいのだけれど、とくに何も思いつかなかった。愉快なうそがいいな。俺は二枚目だとか、天才だとかね。罪のないホラがいい。

 昨日昼寝していたら、知り合いの婆ちゃんがうんこを投げて宮殿を作る夢を見た。俺の婆ちゃんはうんこの達人なんだと紹介されて……。

 これでうんこの夢は三回目だ。一回目はずいぶん昔に見た。うんこ合戦の夢。いかに芸術的なうんこが出来るかを競い合う。Aは鼻の形をしたうんこをする、鼻糞である。Bは耳の形をしたうんこをする、耳糞だ。耳の方が複雑な形をしているためBの勝ちとなった。これ以降の戦いについては、汚な過ぎるため省略する。

 二回目はスーパーうんこマンの夢。オナラで空をとぶヒーローならキン肉マンがいるのだが、我らがスーパーうんこマンはうんこで空を飛ぶ。もりもりもりと、いったいその小さな体のどこに、それだけのうんこが隠されているのか。尻から伸びるうんこの柱に支えられ、彼は空へと舞い上がる。方向転換も思いのままだ。飛び去った空には、複雑に折れ曲がったうんこが残っている。さようならうんこマン。僕らは君の勇姿を忘れない。

 さて、達人の婆ちゃんだが、洞窟のようなところに住んでいた。半透明のうんこを投げては積み重ね、それで巧みに様々な動物の彫刻を作ってくれた。ぶつかると壁が爆発するうんこもあった。崩れた壁の中から、婆ちゃんが出てくる。振り返ると婆ちゃんは消えている。瞬間移動のイリュージョンだ。僕たちは感動した。いよいよ宮殿の建設。無造作に投げた(ように見える)うんこが積み重なる。さすがに一日では無理だ。僕は泊まり込みで見守った。翌日、そして翌々日。徐々に形を取り始める白亜の宮殿。原料たるうんこの面影は微塵もない。週末の追い込みは凄まじく、寝て起きると橋ができている、塔が建っている。魔法だ。日曜の朝、窓から外を見ると宮殿があった。
 すごい。僕は友人と顔を見合わせ、感激に胸震わせながら、足を踏み入れた。しかし、完璧に見えたこの宮殿はまだ完成していなかったのだ。あと1ブロックの不足のために、僕の足元の橋が崩れた。それを引き金に、宮殿は崩壊した。

 ベッドに横たわる婆ちゃん。怪我は大したことはないが、もう宮殿は作れないのだという。わたしも年だからねと笑う。でも最後にいい仕事ができたよ。ありがとう。友人にもお礼を言われたが、僕は謝りたかった。どうしていいか分からなかった。
ラベル:短い話
posted by みずすまし at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ショートショート | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いつかのことば まとめ171〜180

その171

物干し竿が雨に打たれてる。
洗濯物干して叱られて泣く。

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その172

狼男は昔、月で暮らす狼でした。恋人だった兎と別れて、
人の姿になったのです。兎の耳が短かったころの話です。

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その173

てるてる坊主には明日を天気にする力はないんだ。
ごらん、ひとばんじゅう流れ星に祈ってたんだよ。

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その174

僕は悪役だ。愛を信じているから、人質をとるんだよ。
主人公の君は愛など信じていない。この子を愛してる。

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その175

月は夜の美しさを語りました。太陽が夜を見に行くと朝になりました。
一足遅かったのですね。太陽は夜を見るために走る特訓を始めました。

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その176

今日は歯が痛くて会社に行きたくなかった。
歯が痛いの?
うん。
歯医者に行きなさいよ。
うん。

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その177

マッチ売りの少女は不良少女です。親に隠れてタバコを吸っています。
彼女は冷たい手をしています。釣り銭を受け取ると行ってしまいます。

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その178

僕はピエロです。綱渡りの途中で、落下するのが仕事です。留子が笑うと腹が立ちます。
私、あのピエロが好きなの。本当は僕がピエロなんだと言うと、また留子が笑いました。

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その179

夢を培養するシャーレ。目が覚めると空気にさらされる。
いつの間にか現実一色。どんな夢だったか思い出せない。

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その180

爪楊枝くわえてトイレに入るのはやめたほうがいいです。
くわえたまま出てきて女子に見られるおそれがあります。

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posted by みずすまし at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩と断片 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いつかのことば まとめ161〜170

その161

夢と現実っていうのは双子の鳥のことよ。
夢には足がないし、現実には翼がないの。

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その162

とりはとぶ、さかなはおよぐ。先生が黒板に書きました。
先生、ぼくはトビウオです。先生、わたしペンギンです。

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その163

迷路の出口で僕は引き返す、
ガイコツと語り明かすんだ。

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その164

この砂時計の上半分が、ぼくらの未来さ。
違うわ。私たち砂のひと粒ひと粒なのよ。

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その165

ライオンが目を覚ますと、妻の顔がシマシマだった。
シマウマの祟りだと思った。オリの影だと分かった。

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その166

彼は怪盗しゃぼん玉、だれにもつかまえられない。
でも心しか盗めなくて、先輩に叱られてばかりさ。

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その167

あの群れのなかに一匹だけ、光らないホタルがいるんだ。
指さして教えたけど、君が見てるのは別のホタルだった。

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その168

見送る僕が船に乗り、旅立つ君が港に残る。
モノクロの僕たちを、汽笛がカラーにする。

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その169

鼻がのびるピノキオ、歯がのびるビーバー。
ふたりはいつまでも、幸せに暮らしました。

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その170

ガラスの靴の破片を砂浜で拾いました。
シンデレラが脱皮したのだと思います。

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いつかのことば まとめ151〜160

その151

宇宙人はいるさ、地球人がいるくらいだから。
愛されることもあるさ、愛することがあるくらいだから。

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その152

みつかったので、さがすのをやめた。そしたらみうしなった。
みうしなったので、さがしはじめた。

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その153

時計の針よ 傷を縫え
夜が麻酔をかけてるうちに

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その154

卵を握る。目隠をする。マジシャンがワンツースリーと唱える。すると、
手の中の卵が消えてしまう。ぼくは首をひねる。観客の笑い声が聞える。

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その155

女子便所に放り込まれた僕の上靴をK君が取ってきてくれた。
ビデオカメラが女子便所で見つかった。彼が容疑者になった。

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その156

よのなかフクザツ、こころはシンプル。

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その157

日没。スイッチオン。星がともり始め、あっ、流れ星。
電気回路がショートして、今日の夜空はオリオン5つ。

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その158

母は父に酒を飲むなと言ったのですが、
父は僕に酒を持って来いと頼むのです。

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その159

僕のところへ運ばれてきた、どのお皿にも君が乗ってた。
ベルトコンベアが通り過ぎていく。

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その160

こげこげ食パン。こげこげのシャツ。
トースターとアイロン、すたこらさ。こげこげボート。

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posted by みずすまし at 23:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩と断片 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

いつかのことば まとめ141〜150

その141

この道はいつか来た道。あのときもたしか道路工事していた。
サグラダ・ファミリアが完成する日もたぶん工事は続いてる。

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その142

欲しいものは何でも手に入った。本当に欲しいのはそれじゃなかった。
家来を呼ぶ王さま。本当は家来に呼ばれたいのに。

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その143

熊に馬のぬいぐるみをあげると、それはもう熊のぬいぐるみです。
これが熊と僕の共同経営しているぬいぐるみ工場の秘密なのです。

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その144

石がとどかなかったとき、
岸辺に波がとどいている。

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その145

借り物競争一着でした。眼鏡を貸してくれたおじさん、どこですか。
急いでいたせいか、顔を思い出せません。見つけて欲しいんだけど。
ああ、おじさん。おじさんの眼鏡は僕が持っています。

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その146

ミイラ男よ、他人をおまえのようにすることをおまえは望むのか。
それではドラキュラと同じだぞ。

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その147

ちり紙交換に出したあと、最後のピースが見つかった。
あの日から、2999ピース足りないジグソーパズル。

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その148

盗んだあの人はなにも知らない。羽衣をまとうとだれでも天女になる。
あしたわたしは濡れ衣をまとわなければならない、あの人の代わりに。

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その149

尻尾を振るぼくと、手を振るにんげん。
にんげんは雪の道を帰って行きました。

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その150

プレゼントがなくてもぼくはサンタを信じただろう。
誇らしくそりを引く、赤鼻のトナカイが美しいから。

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いつかのことば まとめ131〜140

その131

私があの人を諦められるなら、あなたも私を諦められるはずでしょ。
私、あなたの恋人になるわけにはいかないんだ。

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その132

今日は今日のない人生について考えてみる。
ああ、人生には今日みたいな日があるんだ。

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その133

あのときの歴史のテストを100点にしてきます。
博士、タイムマシンを作ってください。

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その134

夜の散歩。レンコン畑のそばを通ると何かが飛び込むような音がする。
推測だが、さっきの雨でたまった水がハスの葉からこぼれたのだろう。

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その135

私の忘れたパスワードがあなたには私だった。
なんかさみしい。

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その136

王子が頷くと――、
眠り姫は語り始めました、百年かけてみた夢の話を。

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その137

無限大からカウントダウン。
今日までのみちのりは永遠。

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その138

金太郎のお墓のそばに木がありました。
どこを切っても年輪が金太郎なのです。

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その139

駐車場駆け寄るふたり、男は荷物を置いて両手を広げる。
女は男の腕の中に、飛び込むかと思うとドロップキック。

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その140

人は自分が愛した以上の愛を想像できない。理解することができない。
ぼくは愛されていた。すくなくてもこのくらい、もしかするともっと。

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いつかのことば まとめ121〜130

その121

泥棒の親分、すべり台しかない公園で何年ぶりかのすべり台。
夕方迎えに来たのはお母さんじゃなくて、泥棒の子分でした。

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その122

ビールの泡は人魚のあぶくでした。
王子さまはお酒におぼれています。

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その123

マグネット博士はS極を悪と考え、自分の体をまっぷたつに切断した。
N極だけが残ると思ったのである。

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その124

浮き輪を持ってみずくらげが山にやって来ました。
去年きくらげが海水浴に行ったとき、
沖に流されてしまった浮き輪でした。
 
今年もきくらげは海に行くことになりそうです。
風にとばされたみずくらげの帽子を持って。

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その125

相合傘の中が見えなくて、神様が嫉妬したのかな。
雨が上がりました。

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その126

今夜織姫は天の川ダム建設へ弁当を届けに行きました。
彦星がここで働いていることはお父さんには内緒です。

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その127

いつか ため息が風になる

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その128

今の身長174センチを2.7倍すると……約4.7メートルか。大人って大きかったんだな。
父がこれだとして祖父は約13メートル。およそ37代前の先祖で身長は1光年を超える。

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その129

別れた後は出会う前には戻らない。でもさ。
ねえ、もし、わたし死んだらさ、生まれる前に戻れるかなあ。
 
  なんか、川見てるとなんか怖いな。金魚すくいしようか。
うん。すくってよ、金魚。いちばんおっきなやつ。

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その130

あなたの落としたのは、この金の原爆ですか?
いいえ女神様。私の落としたのは鉄の斧です。

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いつかのことば まとめ111〜120

その111

美しすぎるのって罪よね――。
透明人間になるため、彼女は包帯を買いにでかけました。

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その112

僕らはみんなと生きている。

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その113

仲直りしたいんだ。日曜日はあいてる?
あいてるし……あいしてる。

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その114

水兵 liebe 僕の船
造船所で僕は水平線を見てる

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その115

明日にしようと言ったから、今日を明日にしよう。
毎日毎日明日にしていこう。

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その116

この人の願いが叶いますようにと、おなじ星に願ったふたり。
2枚の鏡になりました。

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その117

セカイノカケラハコビアリの巣はセカイよりも大きな穴でした。
やっと最近セカイの方が広くなってきたという話です。

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その118

はじまりは終らない。
すべての夢のはじまり――すべては夢のはじまり。

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その119

ことばからすべてを奪ってみよう。
すべてからことばを奪ってみよう。

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その120

嫌われ者にしかできないことがある。
子供達よ、これが台風一家の家訓だ。

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2013年01月14日

いつかのことば まとめ101〜110

その101

そう言やぁ、ニューイヤー。
Mr.オクレ氏は今年から21世紀だそうです。

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その102

雪の駅、僕の背中に潜り込んだ小さな風。
子守を頼まれたのは、でも、僕だけではないみたいだ。

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その103

やだいやだい、オレンジジュースのむんだ。
だだをこねないで新郎、おしりつねるわよ。

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その104

2羽の風見鶏 お互いの顔はしらないけど
2羽の風見鶏 いつもおなじものをみてる

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その105

うそつきは地獄におちると言ったので 母は地獄におちました
エンマだまして地獄から ぼくは母さん連れ戻す

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その106

古本屋に『檸檬』を売りに行く。
栞に宝くじをはさんで。

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その107

今夜は泣けない。
涙で育つあの木には目薬でがまんしてもらおう。

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その108

店長、たいへんです!
嫌煙家の方たちに喫煙席を占領されました。……すいません。

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その109

だれも止めない目覚まし時計。
あるじは旅の空。

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その110

ぼくは金色 どんな色
ぼくが色なら水は水色

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posted by みずすまし at 18:54| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩と断片 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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