2013年01月15日

いつかのことば まとめ161〜170

その161

夢と現実っていうのは双子の鳥のことよ。
夢には足がないし、現実には翼がないの。

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その162

とりはとぶ、さかなはおよぐ。先生が黒板に書きました。
先生、ぼくはトビウオです。先生、わたしペンギンです。

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その163

迷路の出口で僕は引き返す、
ガイコツと語り明かすんだ。

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その164

この砂時計の上半分が、ぼくらの未来さ。
違うわ。私たち砂のひと粒ひと粒なのよ。

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その165

ライオンが目を覚ますと、妻の顔がシマシマだった。
シマウマの祟りだと思った。オリの影だと分かった。

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その166

彼は怪盗しゃぼん玉、だれにもつかまえられない。
でも心しか盗めなくて、先輩に叱られてばかりさ。

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その167

あの群れのなかに一匹だけ、光らないホタルがいるんだ。
指さして教えたけど、君が見てるのは別のホタルだった。

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その168

見送る僕が船に乗り、旅立つ君が港に残る。
モノクロの僕たちを、汽笛がカラーにする。

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その169

鼻がのびるピノキオ、歯がのびるビーバー。
ふたりはいつまでも、幸せに暮らしました。

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その170

ガラスの靴の破片を砂浜で拾いました。
シンデレラが脱皮したのだと思います。

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posted by みずすまし at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 詩と断片 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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